東京ビッグサイト(東京・江東区)で2月26日から3日間開催された、太陽電池や蓄電池などを取り扱う展示会「スマートエネルギーWeek2014」に行ってきました。今年は世界30カ国から1510社が出展。太陽光発電を中心に駆け足で見学しました。
ビジュアル的に来場者の目を引きつけたのが、エコとは対照的なアメ車のハマー。実はクルマがメーンではなく頭上のカーポートが展示製品で、発電容量7kWのソーラーフロティア製のCISパネルが屋根に並んでいました。
坂本龍一氏をキャラクターに起用している「エクソル」のブースでは、同社が試験データ用として太陽光パネルを設置した「かすみがうら発電所」の発電状況について、NTTが開発した発電量表示ソフト「エコめがねi」を使って発電状況のデモを行っていました。
また、ゴルフ場のような起伏のある傾斜地に太陽光パネルを設置する展示もあり、来場者はパネルよりも裏側の架台部分を興味深くのぞき込んでいました。
つくば市内で農地に太陽光発電を設置し、農業と発電を両立した「ソーラーシェアリング発電所」を視察しましたが、農地転用の申請と施工までをパッケージングにした「SOLAR営農(そらぁええの~)」という商品が紹介され、農業の普及と農地の有効活用策として太陽光発電システムが脚光を浴びていました。
会場内では水素・燃料電池電池展も同時に開催され、昨年東京モーターショーで登場したTOYOTAの燃料電池自動車(FCV)「FCV CONCEPT」を出展。一回の水素充填で約500㌔をとガソリン車並の走行距離を能力を備えています。ホンダ、日産の各社もFCVを展示・試乗を行っていました。FCVの量産が始まる2015年に向け、水素燃料を効率的に貯蔵・供給する水素ステーション向けの技術が目立ちました。