日立市内で12月20日、水素利用シンポジウム(主催・茨城県次世代エネルギーパーク推進協議会など)が開催され、今月15日に発売されたトヨタの燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」に試乗しました。茨城県内で初めてミライが走るとあり、来場した県民はもとより関係者スタッフまでもFCVにクギ付けになっていました。
口を開けたようなスリックが付いたフロント部分。ライトは4連式LED
試乗前に目を引いたのが、フロント両サイドに大きく開いた独特なデザイン。大気中の酸素を大量に取り入れるためのスリットで、SFアニメ・ガンダムの胸にある排熱ダクトを連想させる姿に思わず口元が緩みました。ライトは4連式LED。 フロントフェンダーに「FUELCELL」のロゴがあり、FCVであることをアピール。
燃料電池車の証し「FUELCELL」のロゴが入ったフェンダー
トヨタのスタッフが運転するため、助手席シートからハンドル周りをチェック。パネル部分はピアノブラック調で高級感に包まれていました。シフトノブ上部には「エコモード」「スポーツモード」の切り替えボタンが付いていました。気になったのが速度表示近くの燃料メーター。、FCVにもかかわらずガソリン車とおなじロゴが使われていました。実はこのミライはプロトタイプで、トヨタのスタッフからは「このクルマは試験走行車なので、パネルデザインは市販車とは異なります」との説明を受けました。
ブラックピアノ調に仕上がった高級感あるパネル周り
約3分間ほどの試乗では、水素が電気を生み出している様子などは車内からはまったく感じることはなく、アクセルを踏み込むとスポーツカー並の加速を披露。電気モーターの作動音が響くだけで速度を上げても車内は静かでした。FCV特有の排水機能は、運転席にある「H2O」専用ボタンを押すと強制的に水が車外に出る仕組みに。実際にボタンを押してもらったところ、蒸気機関車のように蒸気と一緒に温かい水が流れてきました。CO2を排出しない究極のエコカーに、いち早く体感する事ができました。
フロント下はフルカバーになっており、開いている部分から排水が出る仕組みに