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鹿島臨海工業地帯に萌え!?発電施設を見学

サテライト水戸が会員となっている県次世代エネルギーパーク推進協議会(会長・橋本昌知事)の平成24年度総会が6月29日、鹿嶋市内で開催。総会に合わせて鹿島臨海工業地帯にある再生可能エネルギー施設を見学しました。


風力の心臓部「ナセル」、内部の発電モーター類は純国産品

最初に訪れたのが「ウィンド・パワー・いばらき」が設置したウィンド・パワーかみす洋上風力発電所(神栖市南浜地先)。海岸線に7基の風車が、風を受けて3つある長さ約40㍍巨大な羽根(ブレード部)が回っている姿はまさに壮観。風車自体は護岸から約40㍍離れた沖合に設置されているとあり、見学ではメンテナンス用の鉄橋を歩いて高さ約60㍍の支柱下部に到達。まるで海の上に立っているような感覚でした。稼働してから丸2年目が経過。風力1基の発電出力は何と2000kW。スタッフの説明によると、年間の発電量は約3500万kW、一般家庭7千世帯分を発電しているとの事。


海上に浮かぶように設置された風力発電群。長さ約40㍍の羽根が勢いよく回っていました

なお、回っている羽根の位置は、風の正面ではなく風下で捉える「ダウンウィンド形式」を採用。後ろからの風で回る方が風の抵抗が最小限となり効率良く発電出来るとの事。 大変、勉強になりました。同社では来年3月の完成を目指し、さらに8基の風力発電施設を建造中。


ヘルメット、マスク、耳栓、そして防塵上着の装備で工場内へ

続いて訪れたのが、広島が本社で国内の木材加工事業として市場の8割を占める中国木材・鹿島工場(神栖市東深芝)。ここでは北アメリカのシアトル、オレゴン、カナダの原木を大量に輸入、国産の木材も一部取り扱い、一般住宅等で使われる材木を工場内で加工しています。ちなみに原木はすべて植林。製材の過程で出る木くずや木の皮を燃料に、国内最大規模の木質バイオマス発電所が稼働しています。


原木が次々に裁断されベルトコンベアで運ばれていました

ヘルメットとマスクに耳栓、それに防塵用の上着という完全装備でいざ工場内へ。木材独特の香りが漂う工場内はほぼ自動化され、切断された木材が次々とベルトコンベアに運ばれていました。ごう音と粉塵、それにむせ返るような暑さ。完全装備もうなずくようなすごい環境でした。構内をバスで移動し目的のバイオマス発電施設へ。発電能力21000kW。同工場のすべての電力をまかない、余った電力は東京電力へ買電。蒸気でタービンを回しているほか、余った蒸気も隣接する別の工場に売却。裁断された木片も、燃料として燃やさず紙の原材料として製紙会社に売っているという。バックヤードには木くずが山のように積まれていました。24時間稼働する同工場は自ら燃料・電気を確保、自給自足のシステムを確立していました。
鹿島臨海工場では、ダイナミックに再生可能エネルギーが生み出されていました。


国内最大規模のバイオマス発電施設


山のようも積まれた燃料となる皮や木くず

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